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8:30~12:30 | ● | ● | ー | ● | ● | ● | ー |
14:00~17:30 | ● | ー | ー | ● | ー | ● | ー |
14:00~19:30 | ー | ★ | ー | ー | ★ | ー | ー |
★…火曜日と金曜日の午後のみ14:00~19:30
休診日:水曜・日曜・祝日
〒612-8488 京都府京都市伏見区下鳥羽東柳長町50
最初に小さなむし歯を見つけたときに治療しておけば、たった1回の簡単な治療で済んだはずのむし歯も、治療を嫌がるという理由でそのままにしていると、進行すればするほど、その治療に必要な時間も回数も増え、そして永久歯に悪い影響を与えるリスクも増えていきます。また、睡眠や食事にまで影響するようになると、お子さんの成長発育に影響を及ぼしかねません。
最初は緊張していたり、治療を嫌がったりしているお子さんでも、歯医者さんと仲良しになることで治療を頑張ってくれるようになることがよくあります。
治療が必要な時は、短期間に最後まできちんと治療を終えることが、お子さんの将来のために大切だと思っております。
当院では、全てのお子さんと「仲良しになる」ことを大切にし、どんなに小さなお子さんであっても、必要とされる治療においては、「安全に」「治療期間を短く」「確実に」行うことを基本理念としています。
むし歯の治療は、鋭利な器具を使用して治療します。しかも、むし歯は進行するので、安全性を考慮した上で、できるだけ早くしっかりと治療を完了しなければなりません。
そのためには、お子さんが「できるだけ動かずに治療を受けてくれる」ことがとても重要です。そして、お子さん自身が「頑張ろう!」というやる気を持って治療に挑めるようにする必要があります。
保育園に入園する際にも、「慣らし保育」があって、1日で慣れる子もいれば、泣かずに行けるようになるまで時間がかかる子もいます。歯科治療においても同じことが言えると考えています。そのため、まずは治療をする前に
・器具に触ってみる
・絵カードで説明する
・器具を使ってお口のお掃除をする
など、歯医者さんにまずは慣れてもらう練習をする場合があります(トレーニング)。
しかしながら、治療を先延ばしにすることでむし歯も進んでしまいますので、トレーニングだけを何度も繰り返すことはお勧めしていません。痛みが強く、眠れない、食事ができないなど、必要と判断される治療は「なるべく早く」「確実に」行うことをお勧めしています。
歯が生えたばかりの赤ちゃんでも、泣きむしさんでも大暴れくんでも大丈夫。当院には副院長をはじめ、小児歯科治療に慣れたスタッフが多く在籍しており、他院で治療が難しかったお子さんもたくさん来院されています。
当院では、基本的に一緒に入室して頂きますが、治療への理解が出来るようになるおよそ4歳以上で、痛みを特に感じていなくても、治療が嫌だという甘えのために必要以上に大きな声で暴れたり、泣いたりされるお子さんの場合は、教育的観点から甘えを許さない態度で接し、母子分離が必要な場合もあります(とはいえ、怒鳴ったり、怖がらせたりするようなことはありません)。
大好きな保護者と一緒にいることで「怖い・逃げたい」というお子さんの本音と甘えの気持ちが出てしまい、あと一歩の勇気が出ず「助けてほしい」という気持ちが大きくなると、ドクターとの信頼関係を築くのがとても難しくなります。
ご家庭では甘えてしまってできないことが、保育園では一人でできることがあるように、治療に際しても保護者が近くで見ていないほうがお子さんとのコミュニケーションがとりやすく、スムーズに治療を頑張れることもよくあります。
お子さんの性格などを見極め、最適な方法を保護者と一緒に考えていきます。
小さなお子さんでもきちんと説明し、話をすれば納得してくれると信じて、毎日たくさんの子どもたちの治療を行っております。当院スタッフも、「お子さんを助けたい」という思いは保護者皆さんと同じです。お子さんとのコミュニケーションの中で、その子の成長に合わせて、無理なく治療を受けてもらえるよう努めています。
お子さんのお口の健康を守るため、ケガなく安全に治療を終えるために、是非ご理解・ご協力いただきますようお願いいたします。
笑気吸入鎮静法とは、笑気ガスを鼻から吸い込む麻酔法です。笑気は食品添加物としても使われている安全なもので、甘い匂いがします。漠然と恐怖心が強いお子さんや、嘔吐反射が強い場合は、鼻にマスクを乗せ笑気ガスを数分吸入すると、意識はなくなることはありませんが、気分が良くなり治療の受け入れが容易になります。
治療の際に歯に金具をかけて、ラバーダムというゴム製のマスクを使用することがあります。お子さんの口の中に水や薬液が入ることを防ぎ、お子さんの舌や口唇を傷つけないように保護したり、治療部位を唾液から守り、きれいで正確な治療の助けとなります。
治療中に急にお口を閉じてしまうと、治療器具が触れてしまいケガをしてしまうなどの危険なことが起こり得ます。治療中にお口を開けていることが難しい場合には、開口器と呼ばれる器具を使い、お口を開けるお手伝いをすることがあります。歯に当たる部位は柔らかいシリコンでできているため、つけていても痛みはありません。
お子さんにとって、歯医者さんは慣れないもの。泣いてしまったり動いてしまったりすることは仕方がないことです。
しかし、いつまでたっても進まないトレーニングを続けて治療が進められないでいると、症状が悪化して手遅れになってしまうことがあります。そのため、緊急性を要する状況であると判断した場合や、治療することのメリットが上回ると考えられる場合は、保護者の同意を得た上でレストレーナーと呼ばれる道具を使用することがあります。
歯科治療には、先端の鋭利なもの、切削器具、薬剤の使用が必須です。また、お子さんが泣いて動いてしまった場合、診療台から落下してしまう恐れがあります。こういった偶発事故からお子さんを守り、安全かつ確実な治療を行うための乗り物に乗る際のシートベルトのようなものです。
タオルと柔らかい網で体を覆うものであり、お子さんの身体に大きな負担がかかるものではありません。また、使用に際しては最低限の時間に留めるようにし、常にお子さんの状態を観察し、声をかけ続け、丁寧に治療を進めてまいります。治療経験とともに自信が生まれ、中には包まれている安心感からか、慣れてきてからも入りたがる子もいます。
心配される保護者もいらっしゃいますが、しっかり治療をして痛みがなくなることを理解できるようになると、トラウマになることなく、治療を受けられるようになります。